労働災害が発生した場合は、すぐに応急処置を行い、必要があればすぐに労災指定病院(あらかじめ、指定病院を探しておくとよい)に連れて行ってください。病院では必ず、労働中の傷病であることをしっかりと告げてください。健康保険が使用できないため、治療費は3割負担ではなく全額負担となり、会社が立て替えなければならないこともあります。
労働災害は労働基準監督署に報告書等を提出しなければなりません。
報告を怠ったり、虚偽の報告をした場合、「労災隠し」として刑事事件に発展することもあります。
手続きにつきましては、社労士にご相談ください。
労働災害が発生したら、必ずその原因を追究し、再発防止策を立ててください。機械に不具合があれば、修理・交換し、作業方法にリスクがあれば作業方法を見直す必要があります。
安全(衛生)委員会の設置がある会社では、労災事例として委員会へ報告し、原因究明・再発防止に努めて頂きたいと思います。
労働災害を労働基準監督署に届け出た後、監督官から再発防止策を提出するよう求められることもあります。労働災害対策や労働基準監督署への対応は、社労士にご相談ください。